クラウド型販売管理システム

  1. 「FunBiz」のカスタマイズ例

invoice番号ごとの商品在庫管理

はじめに

今回は過去におこなったカスタマイズ例をご紹介します。
まず、業務の概要を簡単に説明します。
海外から商品を入荷して国内のメーカーに出荷します。入荷する商品は船で輸送されてきて、コンテナ単位でinvoice番号がついています。コンテナの中にはさまざまな商品が入っていますが、国内にある数カ所の倉庫に輸送されて管理されます。その際に商品がどのinvoice番号なのかをわかるようにしておいて、在庫管理をおこないます。出荷の際には商品とinvoice番号を紐付けて分かるようにします。
この流れをシステムで管理しやすいようにFunBizのカスタマイズをおこないました。

invoice番号の追加

発注と仕入

発注画面では発注番号を入力しますが、発注先の船会社から通知される発注番号として管理したいというご要望でした。
ですので、発注作成時点では発注番号はわからないので、下書き機能を利用して、一旦それ以外の必要項目を入力していただき(商品情報など)、下書き登録をおこなっておいて、発注先の船会社から発注番号が通知されたら発注番号を入力して下書きから本登録に完了させる流れといたしました。
この際に船会社からinvoice番号も通知されるので、発注作成のメモ機能を利用してinvoice番号を記載しておきます。この後の仕入でinvoice番号を利用します
ここまでは標準機能で対応しています。

商品が到着したら納品受入処理(仕入)を行います。その際にinvoice番号を入力し登録 するようにいたします。(発注で記載したメモから転記)
そうすると商品在庫にinvoice番号に紐付いた商品数量が保存されます。(invoice番号で管理するようにカスタマイズしています。)

受注

受注作成時に商品を、売上商品、サンプル商品、ダメージ商品とわかるように区分わけをおこないました。
標準機能として売上区分は持っていますので、区分を追加する形で変更をおこなっております。

出荷

商品の受注完了後に、出荷指示作成をおこないます。
その際に、倉庫、商品名、invoice番号、数量をそれぞれ選択し出荷指示を行います。
通常の機能からinvoice番号が選択できるようにカスタマイズしています。

invoice番号ごとの商品入出庫履歴確認

invoice番号に紐付いた各商品の入出庫履歴が見れる画面を作成しました。
invoice番号がブルダウンで選択できるようになっていて、選択すると紐づく商品とその履歴が確認できます。
商品名、得意先、出荷日時、Sales、Sample、Damage、倉庫残数、納品日と表示しています。

invoice番号ごとの商品在庫確認

在庫商品にinvoice番号を紐付けて数量の管理を行います。
一覧では全商品と倉庫の残数などが確認できます。詳細では商品と倉庫毎にinvoice番号に紐付いた商品の残数が確認できます。

最後に

FunBizではこういった業務に特化したカスタマイズも対応しております。
方法によっては標準機能で対応できそうという場合もありますので、そういった提案などもさせていただいております。

関連記事

PAGE TOP